めだかの飼育方法

 

メダカの飼育方法

■水について

水はカルキを抜いた水であれば大丈夫です。
水道水は必ずカルキを抜いてください。

カルキを抜く方法は2つあります。

 ・カルキ抜きの薬を入れる(メリットはすぐにその水が使えます)
 ・1日汲み置く(カルキが自然蒸発します)

どちらの方法でも構いません。
水替えについての説明でもしますが、水交換時は水温を合わせるのが理想です。

例えば25度の水温で泳いでいるメダカ水槽に、15度の新水を入れるのは好ましくありません。
25度の水温で泳いでいた水槽ならば、25度にした新水を入れるのが理想です。
とはいえ難しく考える必要はありません。
それに「理想」ではありますが、神経質になるほどでもありません。
「だいたい合っている」であれば、なんの問題もありません。

私は替えをするときは、

 1、容器に水道水を入れる。
 2、メダカ鉢の横に1日置いておく
 3、その水を入れる

という手順です。
こうすることにより、カルキ抜きの薬は必要ありませんし、水温も合った状態になるからです。
参考にしてください。

「メダカは何匹くらい飼えるの??」という目安ですが…
水量の目安として、1リットルに1匹と言われています。
つまり2Lのペットボトルなら2匹、50Lのバケツなら50匹という目安です。

ただ水量が多くなれば多くなるほど、飼育は容易となります。
2L程度の水量だと水の痛みも水温変化も大きいので、あまりお勧めはしません。
あとは同じ水量でも、縦に深い器より、横に広い器の方が適しています。
水面の面積が広いほうがいいということです。

酸素の溶解という面などからそのように言われています。
深さは10cmあればいいでしょう。
雪国等で冬に厚い氷が張るような地域は、もっと水深は必要になってきます。
部屋の中であれば凍ることはないと思いますので、10cmあれば十分(それより深くてももちろんOK)でしょう。

■水替えについて

基本的に水替えに神経質になる必要ありません。
やや過密に飼育している場合は水の痛みが早くなるので、定期的な水替えは必要です。
夏場も水中酸素の量が少なくなりやすいので、定期的な水替えでメダカは好調を維持できます。
エサをよく食べて排泄物も多くなる時も、水替えは必要ですね。

水量が多くて飼育数が少ないほど、水替えの必要性は低くなります。
逆の場合はメダカと言えども苦しい環境になるので、定期的な水替えをしてください。
適性な飼育方法を守れば、水替えはせずに足し水だけで大丈夫です。

・水替えの目安

3分の1程度の水替えで十分です。
水道水であればカルキを抜いた水を。
水温は出来るだけ合わせてください(夏場30度くらいの飼育水に、10度くらいの水道水を入れるのはよくありません)
変えようとする水をメダカ飼育の横に1日置いておくと理想ですね。
1日あれば水道水のカルキも自然に蒸発するので、薬を入れる必要もありません。

■器について

器選びで気を付けること。

 ・水漏れしない
 ・簡単に壊れない
 ・化学物質が溶け出さない

これらに注意すれば特に何だって構いません。

100円ショップのバケツでも大丈夫。
衣装ケースでも大丈夫。
発泡スチロールでも大丈夫。

野外で使用する際は紫外線で劣化が早くなります。
衣装ケースなどはパキッと割れてしまうことが多々あるので、お気を付けください。

筑波めだかの飼育容器オススメは…
水槽や水蓮鉢といった、水生物の飼育目的で造られたものは、やはり耐久性や安全面での安心感がります。

それと「プラ舟」です。
あまり聞き慣れないかもしれませんが、コンクリートを練る時などに使う容器です。
様々な大きさがあり、発泡スチロールや水蓮鉢よりもたくさん飼育したいときは一番オススメです。

またメダカには「保護色機能」というものがあります。
簡単に言えば「周りの色に近づいて目立ちにくくする」という生理反応です。
黒や濃紺などの暗い色の容器で飼育すると、メダカも「自分も暗くならなきゃ」と反応して、色彩の濃い鮮やかな色になります。
逆に白い容器で飼育すると、メダカも「自分も薄い色にならなきゃ」と反応して、透明感のある色になります。
そのあたりも飼育の楽しみの一つですから、飼育する品種によって器の色を選ぶことにもこだわりたいですね。

■餌やりについて

メダカは食欲旺盛です。

初めは人影で逃げていたメダカも、飼い込んでいくと逆に寄ってくるほど人懐っこくなります。
その姿が可愛くて、ついついエサをあげすぎてしまいます。
メダカはあげればあげるだけ食べちゃうので、飼い主が調整してあげなければなりません。

ほんの1〜2分で食べきれる程度。
ゆっくり沈むエサならば、沈むまでに食べきってしまうくらいを目安にしてください。
一度にたくさんあげるよりも、数時間おきに何度かに分けてあげる方がいいです。

ただしお仕事等でそれも難しい場合は、朝の1度でももちろん大丈夫です。
旅行などで数日留守にする場合も、神経質になる必要はありません。
むしろ旅行前、大量にエサをあげるような事をする方が好ましくありません。
1週間ほどエサを与えなくても餓死するようなことはありません。

その他エサやりの注意点としては、夕方以降はエサをあげないでください。
メダカは暗くなると消化活動を停止しますので、遅めのエサは消化不良を起こしてしまいます。
日没の3〜4時間前にはエサやりはやめましょう。

室内の蛍光灯の場合は別です。
消灯を日没と考えて、エサをあげるタイミングを計ってください。

冬場もエサはあげないでください。
理由は同じく消化不良をおこしてしまうからです。
筑波めだかでは12月ごろから、3月ごろまでは外で飼育しているメダカに餌をあげません。

■産卵について

メダカは日照時間が13時間以上、水温が20度以上になると産卵を始めます。
季節で言うと4月から10月頃がこれにあたります。
蛍光灯で日照時間を、ヒーターで水温を調整すれば、真冬でも産卵をします。

卵を産み付ける場所としては、浮草(ホテイ草等)の根っこ、水草、筒状になっているもの等に産み付けます。
水面付近で、毛氈状の形状で、暗めの色であれば、自然物・人工物は問いません。

自然のものであればホテイ草が一番お勧めです。
次いで棕櫚も人気があります。
水蓮なども悪くありません。
人工物では三角コーナーネットを筒状にしたり、毛糸を束ねてぶら下げたりしても産み付けます。

筑波めだかではスポンジを利用して人口の産卵床を使用しています。
その名も「ホテイ君」です。

それら産卵床に産み付けてから、約10日から2週間ほどで孵化します。
卵や孵化したばかりの稚魚は親メダカに食べられてしまうので、産卵後は産卵床を別の容器に移すことをお勧めします。

すると3个ら4个曚匹離瓮瀬の赤ちゃんが孵化します。
2〜3日は餌は必要ありません。
孵化したての赤ちゃんには「ブラインシュリンプ」を与えるのが最も効果的です。
しかし、趣味の範囲ではなかなか面倒なのも事実です。

そんな場合は親に与えている餌を、細かい粉末状になるまですり潰して下さい。
それをほんのちょっとだけ根気よく与え続ければ、大きくなっていきます。

筑波めだかでは、孵化後の赤ちゃんにはブラインシュリンプを、少し大きくなればタマミジンコを与えています。
それらは栄養分が豊富で、人工飼料では補えない自然ならではのメリットが存在します。
骨は太く、発色も鮮やかに等…
ブラインシュリンプは手間がかかりますが、繁殖に興味をもたれたら是非挑戦してもらいたい餌です。

■飼育器具について

メダカは十分な水だけ張ってあれば特別器具は必要ありません。
空気のブクブクも必要ありません。
確かにブクブクがあったほうがより多くの匹数を飼育できます。
その際はブクブクによる水流に気を付けてください。

メダカは常に泳いでいるのは苦手で、寿命を縮めてしまいます。
水槽のサイズに対してブクブクの勢いが強いと、水槽内で対流が起こって水の動きが激しくなってしまいます。
注意してください。

ヒーターも必要ありません。
筑波めだかの飼育環境では、「冬は2度(表面に2cmほど氷が張っています)」くらいになります。
それでもメダカは凍死するようなことはありません。

ヒーターを入れればメダカの活性は落ちませんので、エサをあげても大丈夫です。
その分冬場の成長も早くなります。

ろ過装置も必要ありません。
ろ過装置があった方が、ブクブク同様に過密飼育にも耐えられます。
ろ過装置を使用する際は、ブクブク同様に水槽内で強い水流が発生しないように工夫してください。

■グリーンウォーターについて

緑色の水をグリーンウォーターと呼びます。
植物プランクトンが豊富で、メダカを含む魚類の飼育にはいいとされています。

夏場は天然の日除けにもなり、透明な水よりもグリーンウォーターの方が水底の水温は低くなります。
そのためメダカは自由に気持ちのいい場所を泳げるので、一石二鳥とも言えますね。
ただ鑑賞には確かに向きません。
潜られちゃうと全然見えませんから。

その際は飼育している器に、底砂を入れてみましょう。

赤玉土、ソイル、砂利、牡蠣殻等…
その底砂にバクテリアが住み着き、天然の濾過機となり水を透明に近づけてくれます。
透明の水がメダカにとって悪いという訳ではありませんので、環境に合わせてトライしてみてください。