メダカの飼育方法
■産卵について
メダカは日照時間が13時間以上、水温が20度以上になると産卵を始めます。
季節で言うと4月から10月頃がこれにあたります。
蛍光灯で日照時間を、ヒーターで水温を調整すれば、真冬でも産卵をします。
卵を産み付ける場所としては、浮草(ホテイ草等)の根っこ、水草、筒状になっているもの等に産み付けます。
水面付近で、毛氈状の形状で、暗めの色であれば、自然物・人工物は問いません。
自然のものであればホテイ草が一番お勧めです。
次いで棕櫚も人気があります。
水蓮なども悪くありません。
人工物では三角コーナーネットを筒状にしたり、毛糸を束ねてぶら下げたりしても産み付けます。
筑波めだかではスポンジを利用して人口の産卵床を使用しています。
その名も「ホテイ君」です。
それら産卵床に産み付けてから、約10日から2週間ほどで孵化します。
卵や孵化したばかりの稚魚は親メダカに食べられてしまうので、産卵後は産卵床を別の容器に移すことをお勧めします。
すると3㎜から4㎜ほどのメダカの赤ちゃんが孵化します。
2~3日は餌は必要ありません。
孵化したての赤ちゃんには「ブラインシュリンプ」を与えるのが最も効果的です。
しかし、趣味の範囲ではなかなか面倒なのも事実です。
そんな場合は親に与えている餌を、細かい粉末状になるまですり潰して下さい。
それをほんのちょっとだけ根気よく与え続ければ、大きくなっていきます。
筑波めだかでは、孵化後の赤ちゃんにはブラインシュリンプを、少し大きくなればタマミジンコを与えています。
それらは栄養分が豊富で、人工飼料では補えない自然ならではのメリットが存在します。
骨は太く、発色も鮮やかに等…
ブラインシュリンプは手間がかかりますが、繁殖に興味をもたれたら是非挑戦してもらいたい餌です。